投資詐欺とは
投資名目で金銭を詐取する方法の詐欺を大まかに投資詐欺と言います。投資詐欺
投資一般の名目で、金銭を集める手法の詐欺です。主に株・先物取引・その他投資商材を餌に金銭を集めます。また、その方法も様々で、自転車操業的に詐取した金銭を配当し、さらに大きな資産を集める方法や金銭を集めたとたんに逃げてしまう場合もあります。また、高い配当や公共性・根拠のない安全性などを謳う事が多く、被害を受ける人は詐欺師が逃亡し、その実態が明らかになるまで被害を受けたということを中々認識できないのも特徴です。
自分だけ高配当はあり得ない
「年5800%の収益率・・・」「月間40%の高配当」「国が保証」などというような投資商材は基本的に存在し得ないと考えてまず間違いなく、また、自分だけが儲かるというような甘い事はあり得ません。投資であれ、資産運用であれ、元本が絶対保証される事はあり得ないのです。こうした良く考えればあり得ない美味しい話が投資詐欺には多く含まれています。
投資詐欺の事例
投資詐欺の代表的な事例を紹介します。元本保証のはずが。
山本さん(仮名)は、友人の知り合いと称する佐藤氏(仮名)から国が保証する高配当の投資を勧められ、20万円を佐藤氏が指定した口座に振り込んだ。契約書などには元本保証と明記されており、書式もしっかりしているように思えたので、山本さんは安心していた。また、当初から配当も順調ではじめに預けた20万円はわずか4ヶ月ほどで配当として受け取った。「世の中には美味しい話があるものだ。」とスッカリ気持ちをよくした山本さんは佐藤氏の勧めるままに自己資金を増やし、また友人知人・親族からお金を集め佐藤氏に投資を依頼した。集めた金銭は1億円を越えていたが、これも半年の内には回収できると思っていたが、多額の金銭を集めてから2ヵ月後の配当がなく、「佐藤さんは病気でもしたのか?」と思って、事務所を尋ねてみると、すでに事務所は閉鎖されていた。途方にくれた山本さんは事情を親族や友人知人に話したが、その関係は現在も修復できないまま、借金だけが残っている。
詐欺被害報告 投資詐欺
情報提供:T.I.U.総合探偵社
<相談・・・詐欺被害報告>
「今、絶好のタイミングの株式投資銘柄があります。絶対に値上がりします。いかがですか?」と、A社から勧誘の電話がありました。数日様子をみていると、紹介された銘柄の株価は見事に値上がりしました。A社のことを信頼した私は、A社に投資依頼をすることにしました。
しかし、株価が値下がりをしてしまったため、株を売却をして残金の返金をお願いしました。するとA社の担当者は「会社の方針でまだ、売る事が出来ない」と、言い返金に応じてくれませんでした。
株式系投資詐欺、企業形態が加害側の場合
株式投資の勧誘をして、相手が様子を見ている時に株価を上げ信用させて、投資をさせる。株価が下がって返金の要求をしてきても応じない。
プロからのアドバイス
金融証券取引法により、絶対に値上がりします等、業者による断定的判断の提供を禁止しています。ですから、その会話を録音し、断定的な判断の提供があった事を確認できるようにする事が重要です。この段階で、裁判などの手続が現実的になってきます。また、詐欺解決WEBでも紹介している企業調査(840円)の他にも法務局にいけば1,000円で企業の登記簿を入手できますので、そうした基本的な資料も揃えておく必要があります。これは、裁判などの手続きにおいて、相手の資格証明を必ず求められますので、絶対用意しなければならない資料です。