未公開株詐欺とは
株式会社の株式市場公開は、上場基準など様々な準備が必要です。未公開株詐欺
未公開株詐欺とは、株式を公開して上場する前の会社の未公開株を買えば、上場した際には購入時の何倍もの値段になって儲かるという話を持ちかけられるのだが、購入後何年たってもその会社は上場しないままだったり、上場しても購入価格以下の値段しかつかず、大きな損失を被る詐欺である。未公開株の購入した場合の詐欺には以下のケースが考えられる。。
アース製薬の未公開株事件
未公開株を購入した会社は上場したのだが、購入した価格よりも低い価格しか値段がつかなかった。
上場基準
未公開株を購入した会社は上場するつもりだが、業績や上場審査基準に満たないため、まだ上場できない。
上場予定なし
未公開株を購入した会社は上場するつもりだが、まだまだ先のことで2~3年以内の上場の予定はない。
大塚製薬の未公開株事件
未公開株を購入した会社は上場する予定は今後も一切無かった。
株の譲渡
未公開株を購入したが、預かり証や契約書のみしか渡されておらず、株の現物は販売業者が持ったままである。
未公開株を購入した会社は上場し、何倍もの値段がついたのだが、預り証や契約書のみしか渡されておらず、株の現物は購入先が持っており、販売業者が売却のタイミングに失敗したため儲からなかった。
未公開株を購入した会社は上場し、何倍もの値段がついたのだが、預り証や契約書のみしか渡されておらず、株の現物は購入先が持っており、販売業者が売却代金を渡してくれなかった。
未公開株詐欺のポイント
未公開の株を買って設けたという話は良くありますが、トラブルに巻き込まれたという事も良く聞きます。未公開株詐欺のポイント
・ 会社がいつ上場するつもりかどうか。
・会社が上場するつもりでも、上場基準を満たすかどうか。
・会社が上場時に購入価格以上の値段が株につくかどうか。
・未公開株販売業者から未公開株の現物を渡してもらえるのかどうか。
・未公開株販売業者から渡された未公開株が本物かどうか?
・預り証などの場合、未公開株販売業者が未公開株の売却時に利益を出せるのかどうか。
・預り証などの場合、未公開株販売業者が未公開株の売却代金を払ってくれるのかどうか。
未公開株詐欺の事例
未公開株詐欺ではニュースを賑わす大きな事件も多数存在します。実際の未公開株詐欺被害
薬品メーカー「アース製薬」(証券コード:4985)が2005年11月に東京証券取引所2部に上場した。上場直後にアース製薬や日本証券業協会に、アース製薬の未公開株を購入した投資家からの苦情の電話が約1300件も相次いだ。アース製薬の上場の際の公募価格は1株2000円であり、上場後も3000円前後で推移していたため、1株1万円を超える金額で何十株も購入した投資家は、多額の損失を被ったからである。このケースは、会社が上場し未公開株も本物であったが購入した金額よりも低い価格しか値段がつかなかったケースである。