サイドビジネス詐欺とは
誰でもできる簡単な仕事と謳い人を集め、入会金や講習料名目で金銭を集めるが、実際には仕事を紹介しない詐欺です。
サイドビジネス詐欺の特徴
インターネット等で成功談を載せておいて人を集め、自宅で簡単にできる仕事という紹介で育児の都合で自宅にいることの多い主婦等が被害に逢うことが多い。仕事を紹介するにあたって入会金が必要であったり、能力を確かめたい、講習を受けてもらわなければならないなどと言って講習料を取っておいて、紹介できる仕事がないといわれたり、能力不足といわれ全く仕事を紹介されない。副業詐欺、内職詐欺などもある。
サイドビジネス詐欺の事例
サイドビジネス詐欺の事例を紹介。
仕事を斡旋せずに金銭を詐取した事件
実際の事件
「神戸の元代表ら逮捕 内職詐欺事件 」
(引用:神戸新聞2003/3/6)
神戸市に本拠を置くグループの内職詐欺事件で、大阪、兵庫、奈良の三府県警合同捜査本部は五日、主婦らから教材代などの名目で金をだまし取ったとして、詐欺容疑で容疑者を逮捕した。
調べでは、元実質経営者らは大阪市内にある会社名で、新聞折り込みチラシなどで、間取り図のトレースや原稿校正などの内職斡旋を宣伝。昨年一~九月、指定された銀行口座に教材費や登録料として、姫路市内の二、三十代の女性五人を含む九十九人にそれぞれ二万七千~三万円を振り込ませ、仕事を斡旋せずにだまし取った疑い。
元実質経営者らはこのほかにも、神戸や大阪のビルを所在地にした事務所に電話を設置、被害者からの電話などは営業拠点に転送され、同所から一括して振り込み依頼の書類などを送り付けていたとみられる。
昨年四月ごろから「業者と連絡が取れない」と兵庫県内などの消費生活センターに相談が寄せられたが、昨年十月末までにすべての会社が閉鎖。直前まで金を振り込ませており、捜査本部は計画的な犯行とみて追及する。
関連詐欺について
情報提供:T.I.U.総合探偵社
サイドビジネス関連の場合、よく似た手法に「フランチャイズ経営」についての悪質商法があります。酷いケースの場合、某有名「独立支援雑誌」に大々的な広告があり、「誰でも簡単にサイドビジネス」、「誰でも簡単独立開業」等と謳い、企業運営の損失事業部門の一部を利権と称して渡したり、独立しても月額固定の費用で大きな損失が出続けるというような実態があります。
こうしたケースの場合、きちんと証拠を整理したり、情報収集を行えば、相手側がそれ相応の資本を持った企業であることがほとんどであるため、損失分の回収の見込みが大きくあります。