仲介詐欺とは
契約する者同士の間に入り取引を仲立するようにみせ、財物を詐取する詐欺です。
仲介詐欺の特徴
仲介詐欺とは、仲介業者を騙り実際には仲介など行っていないにも関わらず仲介料等を騙し取るという手口の詐欺です。ネット上や個人、企業等被害に遭う対象が広く、就職仲介詐欺や結婚仲介詐欺、不動産仲介詐欺等多種類存在し、被害額も数万円程度の小額な被害から、数千万円と高額な被害がある。単独で行う稚拙な手口の被害のものから、グループで役割を決めて大掛かりな手口を使ったり、もともとある程度信用のあるものが実行して被害になるものがあり、金銭を詐取したら行方をくらます場合や、一度騙した相手に、前回はうまくいかなかったが次は成功するなどと言ってさらに金銭を詐取する二次被害を狙う場合もある。
仲介詐欺の事例
仲介詐欺の事例を紹介。
名門仲介者を騙り現金要求した事件
実際の事件
「茶道家元仲介装い詐欺未遂の男逮捕」
(引用:産経新聞2009/1/9)
陶芸家に架空の製作依頼を持ちかけ、名門家元への仲介謝礼金をだまし取ろうとしたとして、安中署は5日、詐欺未遂の現行犯で逮捕した。
調べでは、容疑者は5日午後2時半ごろ、京都に実在する茶道家元の仲介者をかたり、安中市の陶芸家の男性方で架空の茶器取引を持ちかけ、謝礼金3万円をだまし取ろうとした。
名門家元に茶器を納めた窯元は“格”が上がるといい、容疑者は「あなたの家に害が及ばない程度で結構」と現金を要求。不審に思った男性が家元に問い合わせ、“ニセ仲介者”だったことが判明、110番通報したという。
調べに対し、容疑者は「生活費に困ってやった」などと話しているという。同署で詳しい事情を聴いている。
詐欺被害報告 仲介業者詐欺
情報提供:T.I.U.総合探偵社 依頼者様許可
リース仲介業者が数年後に支払いをせずに消えた。
電話機のリース会社を探していたところ、リース会社との直接契約よりも良い条件で契約できる仲介業者が見つかり契約を交わしました。3年は順調に取引をしていましたが、最後の1年間でリース会社から督促があり、調べてみると支払いが行われていませんでした。連絡を取ってみましたががすでに仲介業者は行方をくらませていました。
直接契約よりも良い条件を出し契約をさせてしまい、最初の数年は信用させるために取引をしておいて最後に金を持ち去り行方をくらます。
解決事例
対象企業の現地調査を行った結果、会社は存在しなかった。企業調査から本店が移転していることが判明したため、現地調査で確認を行い、担当者等の所在を確認した。契約書等書面をそろえ、対象企業に対し支払督促を申し立てを行ったところ、対象企業が返済に応じたため終了となった。